推進部・副部長
推進部
— 構築から運用まで伴走するクラウド化支援のリアル
「AWSに移行したいんですが、何から考えればいいですか?」
そんな相談は、いまや珍しくありません。
今回お話を聞いたのは、クラウドソリューション事業でAWSの構築・運用を担当する内田氏と渡部氏。
実際の現場で感じている課題や支援のポイントについて語っていただきました。
AWS導入のきっかけは“老朽化”が最多

内田
最近は「AWSにしたい」という前提で相談をいただくことが増えています。
ただ、理由として一番多いのはやはりハードウェアの老朽化ですね。

渡部
「まだ使えるけど、このままで大丈夫なのか」という不安がきっかけになるケースが多い印象です。
いきなり構築ではなく“事業から考える”

内田:
ご相談いただいた際に、最初に聞くのはスペックや予算ではありません。
「このシステム、あと何年使いますか?」という点をまず確認します。
渡部:
そのシステムが事業にとってどれくらい重要なのかも大切ですね。
止まったらどのような影響が出るのか、しっかり理解した上で対応しないと、設計に大きな間違いが起きてしまいます。
内田:
そのために、インフラ単体ではなく“事業全体の中での役割”を見て判断するということを当社では必ず実施しています。
「クラウドにするべきか」から一緒に考える
内田:
実は、すべてのお客様に対して「クラウドが正解」とは限りません。
ただ、将来的な拡張性や柔軟性を考えると、クラウドに寄せた方がいいケースは多いです。
渡部:
例えば「あと数年でシステムを作り直す予定がある」という場合は、
一度クラウドに移しておいて、次のリプレース時に最適化するという選択肢もあります。
様々な状況を想定した中で、最適な方法をご提案いたします。
運用でつまずく企業は意外と多い
渡部:
AWSの開発自体は比較的やりやすいんですが、運用になると話が変わります。
セキュリティや監視、設定の最適化など、後回しになりがちな領域で困るケースが多いです。
内田:
実際、「構築は別の会社、運用だけ相談したい」というお客様もいらっしゃいます。
ふわっとした相談でも問題ない

渡部:
運用の相談って、かなり“ふわっとした状態”で来ることが多いんです。
「なんとなく不安」「よくわからないけど困っている」といった感じですね。
内田:
その場合、まずは「何をしたいのか」を一緒に整理するところから始めます。
いきなり答えを出すのではなく、前提を揃えることを意識しています。
ベストプラクティスを“そのまま出さない”理由
渡部:
AWSにはベストプラクティスがありますが、それをそのまま当てはめることはしません。
お客様の状況に合わせて調整しないと、逆に使いにくくなることもあります。
内田:
当社が持つ構築実績やノウハウを基に「正しい答え」よりも「お客様にとって最適な答え」を提案することを重視しています。
構築と運用が分断されない強み
渡部:
クラウドは簡単に構築できる分、設定漏れや運用しづらい構成になりがちです。
内田:
その点、当社では構築と運用の両方を見ているので、運用を見据えた設計ができるのが強みだと思っています。
一番大変なのは“人との調整”

内田:
技術的な問題よりも大変なのは、実はコミュニケーションなんです。
お客様、開発ベンダー、インフラ担当など、複数の関係者の調整が必要になります。
渡部:
だからこそ、一方的にプロジェクトを進めるのではなく、当社が中心となり、双方のご要望を聞きながらバランスを取る役割を担います。
実際の成果:処理時間が1/5に
内田:
印象的だったのは、オンプレミスサーバーからAWSに移行した案件です。
構成内容はほとんど変えていないのに、バッチ処理が5時間→1時間に短縮されました。
渡部:
老朽化したサーバーでは機能拡張や処理速度に限界があります。
AWSに移行するメリットはたくさんありますが、オペレーション業務の効率化に加え、
運用側としても、余裕が生まれるので非常に大きな改善でしたね。
「何を相談すればいいか分からない」でも大丈夫
内田:
「AWSやクラウド環境について相談したいけど、何を聞けばいいか分からない」
そういう方こそ、まずは気軽に相談していただきたいです。
渡部:
具体的な内容が決まっていなくても問題ありません。
知識、経験共に豊富なメンバーが、一緒に整理しながら進めていきます。
